RASPI GEAR GUIDE VOL.3
【ラズパイ装備図鑑 第3回】Raspberry Pi 4B 周辺機器完全ガイド
こんにちは。ニンジンです🥕
「ラズパイ装備図鑑」第3回は、シリーズの中でも人気の高いRaspberry Pi 4Bです。3B+から性能が大きく向上し、デスクトップ用途からAI・ロボティクスまで幅広くこなせるモデルになりました。
この記事では、本体・セット選びから、ケース・拡張ボード・電源といった基本装備、そして「せっかくのハイスペックを活かす」応用アイテムまで、実際に販売されている商品を比較しながら紹介します。
この記事で分かること
- Raspberry Pi 4Bの1GB/2GB/4GB/8GB、各容量の選び方
- ケースを冷却方式別に比較したときの選び方
- 拡張ボード・ジャンパーワイヤー・電源など実験に必要な基本装備
- Pi4Bの性能を活かせるAIカメラ・LIDARなどの応用アイテム
STEP 1|本体選び
本体選び:1GB/2GB/4GB/8GBは何が違う?
Raspberry Pi 4Bは1GB/2GB/4GB/8GBの4種類のRAM容量から選べます。数字が大きいほど高性能というだけでなく、用途によって必要な容量の目安が変わります。
- 1GB: GPIO制御やセンサーの読み取りなど、閉じた実験用途が中心ならこれで十分です。
- 2GB: 軽量なサーバーや、複数プロセスを同時に動かしたい場合の標準的な選択肢です。
- 4GB: ブラウジングや複数アプリの同時起動など、ちょっとしたデスクトップPCとして使いたいならこの容量から検討しましょう。
- 8GB: 複数のDockerコンテナを同時に動かす、機械学習の推論処理を行うなど、Pi4Bの性能を最大限に引き出したい人向けの最上位構成です。
本体は「単体」と「ケース・電源・SDカードなどが同梱されたセット」の2種類があります。初めての1台なら「セット」、既に周辺機器を持っているなら「単体」を選ぶのが基本です。
本体単体
とにかく安く4Bを試したいなら
Raspberry Pi 4 Model B/1GB
4Bシリーズの中で最も手頃な価格帯のモデルです。デスクトップ用途には心もとない容量ですが、GPIO実験や軽量なサーバー用途には十分な性能を発揮します。
Raspberry Pi 4B セット
いずれも本体に加えて、microSDカード・カードリーダー・USB Type-C電源アダプター(スイッチ付きケーブル)・HDMIケーブル・透明ケース・ヒートシンク3個・冷却ファン2個(LED付き/なし各1)・GPIOリファレンスカード・日本語説明書が同梱された、届いてすぐ使えるオールインワン構成です。
届いてすぐ使える、入門セットの決定版
Raspberry Pi 4 Model B/1GB セット
本体に加えてケース・電源・SDカード・冷却ファン・ヒートシンクなど、必要なものが一通り同梱されたオールインワン構成です。
セット内容: microSDカード(32GB Class10)、カードリーダー、5.1V/3A USB Type-C電源(スイッチ付きケーブル)、MicroHDMI-HDMIケーブル、透明ケース、ヒートシンク3個、冷却ファン2個(LED付き/なし各1)、GPIOリファレンスカード、日本語説明書
バランス重視ならこのセットから
Raspberry Pi 4 Model B/2GB セット
2GBモデルをベースにしたオールインワンセット。学習用途から簡易サーバーまで幅広く対応できます。
STEP 2|本格学習キット
手っ取り早く学びたいなら:電子工作アクセサリーセット
本体は既に持っているけれど、電子工作用のパーツを一から揃えるのは大変、という場合は、大型の学習キットが便利です。
52種類210点以上、これ1箱で電子工作が完結
Raspberry pi 電子工作キット スターターキット(本体無し)
I2C LCD1602、Tシェイプ拡張ボード、超音波距離センサー、RFIDモジュール、9Gサーボ、赤外線人感センサー、ブレッドボード、ステッピングモーター一式、キーパッド、ジョイスティック、LEDマトリクス、7セグメントディスプレイ、DHT-11温湿度センサー、MPU6050モジュール、リレー、各種LED・抵抗・ジャンパーワイヤーなど、幅広いパーツが一通り揃っています。対応機種はRaspberry Pi 5/4B/3B+/3B/3A+と幅広く、将来別の機種に買い替えても使い回せます。
STEP 3|拡張ボード
拡張ボード
GPIOまわりの配線を効率化するアイテムです。用途に応じて使い分けます。
色分けLEDで電圧を一目確認
GeeekPi GPIOねじ端子台ブレイクアウトボード
ネジ留め式の端子台拡張ボードで、5V電源は赤、3.3V電源はピンク、特殊機能ピンは濃い青、通常のGPIOピンは水色というように、電圧ごとに異なる色のLEDインジケーターで状態を確認できます。
STEP 4|ケース
ケース:冷却方式で選ぶ
Pi4Bは3B+よりもさらに発熱しやすいモデルのため、ケース選びは冷却方式で分類して考えるのがおすすめです。
アクティブ冷却(ファンあり)
パッシブ冷却(ファンなし・静音)
シンプル・低価格
STEP 5|配線
ジャンパーワイヤー
配線に欠かせない定番アイテムです。オスオス・オスメス・メスメスの3種類があり、接続する部品によって使い分けます。
STEP 6|電源
電源:Raspberry Piは電源が命です
Raspberry Pi 4Bは電力が不足すると画面右上に雷マークが表示され、性能が制限されたり動作が不安定になったりします。電源はケチらず、5V/3A以上を安定して供給できる製品を選ぶのが鉄則です。
STEP 7|表示
ディスプレイ・表示アクセサリー
本体の動作状況を確認したり、センサー値を表示したりするためのアイテムです。
STEP 8|応用
センサー類(基本編)
基本装備が揃ったら、実際にセンサーを使った工作にも挑戦してみましょう。
STEP 9|応用の応用
せっかくのハイスペックを活かす
Pi4BはCPU性能・RAM・USB帯域が3B+から大きく向上しています。この余力を活かせる、少し背伸びしたアイテムを紹介します。
熱画像のリアルタイム描画がなめらかに
温度センサーモジュール(サーマルイメージャー)
赤外線アレイセンサーによる温度可視化モジュール。3B+でも動作はしますが、リアルタイムでの熱画像描画・録画はPi4Bの処理能力があってこそ滑らかになります。
AIカメラでの物体認識に特化した推論高速化アクセサリー
Coral USB Accelerator
Google製のEdge TPUコプロセッサ。USBに挿すだけで速くなるわけではなく、Edge TPU向けに変換した専用モデルとドライバのセットアップが別途必要ですが、対応させれば物体認識・画像認識の推論を大幅に高速化できます。
※USB接続だけでなく、専用モデルへの変換とEdge TPU用ドライバの導入が別途必要です。
SUMMARY
まとめ:必須度別の装備リスト
最後に、紹介したアイテムを「必須度」で整理します。
| 必須度 | アイテム | 代表商品 |
|---|---|---|
| 必須 | 本体(用途に応じてRAM容量を選択) | 1GB / 2GB / 4GB / 8GB |
| 必須 | 電源 | 5V/3A以上のUSB-C電源 |
| おすすめ | セット(初めての1台に) | 各RAM容量のオールインワンセット |
| おすすめ | ケース | 冷却方式(アクティブ/パッシブ)で選択 |
| おすすめ | 拡張ボード・ジャンパーワイヤー | Tタイプ / 端子台タイプ / ELEGOOシリーズ |
| 本気で学ぶなら | 電子工作アクセサリーセット | 52種類210点以上の大型学習キット |
| 楽しさ拡張 | ディスプレイ・表示アクセサリー | 5インチタッチスクリーン / LCD1602 / OLED |
| 応用 | センサー類(基本編) | DHT22 / カメラ / 超音波センサー / サーボ ほか |
| ハイスペックを活かす | AIカメラ・LIDAR・サーマルイメージャー・Coral | AIカメラ / LIDAR / サーマルイメージャー / Coral USB Accelerator |
本体は用途に応じてRAM容量を選び、初めての1台なら「セット」が手っ取り早いです。Pi4Bは3B+よりも発熱しやすいため、ケースは冷却方式で選ぶと失敗しにくく、電子工作を本気で学びたいなら大型アクセサリーセットがコストパフォーマンスに優れます。AIカメラ・LIDAR・サーマルイメージャーなど、Pi4Bの処理能力を活かせる応用アイテムにも挑戦しやすいのが、このモデルならではの魅力です。
NEXT
次回予告
次回「ラズパイ装備図鑑」第4回では、Raspberry Pi 5の周辺機器を取り上げる予定です。お楽しみに。
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