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LINE Messaging APIの始め方|チャネル作成とアクセストークン・ユーザーIDの取得手順【自作スマートリモコン 第2回】

ハードウェア制御 / 電子工作
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はじめに:古い情報に注意!LINE Messaging APIの最新設定

自作スマートリモコン 第2回

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はじめに:LINE Messaging APIの設定でつまずかないために

こんにちは、ニンジンです🥕

この記事では、Raspberry Pi Pico Wからスマホへ通知を送るために必要な「LINE Messaging API」の初期設定を、画面キャプチャつきで最初から解説します。プロバイダーとチャネルの作成、LINE公式アカウントとの連携、チャネルアクセストークンとユーザーIDの取得、そして最後の関門であるWebhook・応答設定まで進めます。

前回(第1回)では、Pico WとDHT11センサーをつないで、PC上で温度を取得するところまで進めました。今回は電子工作から少し離れて、LINE側の準備を整えます。

この記事のポイント:LINE Messaging APIは仕様変更が多く、数年前の解説記事どおりに進めると途中で行き詰まります。以前は不要だった「先にLINE公式アカウントを作る」手順が、現在は必須になっています。この記事は現行仕様(2026年時点)に沿った順序で解説します。

この記事で分かること

  • LINE Developersの「プロバイダー」と「チャネル」の違い
  • LINE Developersへの登録とプロバイダーの作成手順
  • LINE公式アカウントの作成とMessaging APIチャネルの連携手順
  • チャネルアクセストークン(長期)とユーザーIDの取得場所
  • WebhookがオンにできないときのダミーURL(example.com)と応答設定

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LINE Developers基礎知識:「プロバイダー」と「チャネル」の違い

設定を始める前に、LINE Developersで頻出する2つの言葉を整理します。スマホアプリに例えると分かりやすいです。

  • プロバイダー(開発者):アプリを作っている「会社」や「あなた自身」にあたる単位。今回は「温度検知システム」という名前にします。
  • チャネル(ボット本体):その開発者がリリースする「個別のアプリ」にあたる単位。今回は「温湿度自動アラート」というMessaging APIチャネルを作ります。

つまり今回は、「プロバイダー(あなた)」の下に「チャネル(見守りボット)」を1つ作る、という流れです。


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LINE Developersの登録手順とプロバイダーの作成方法

まずは開発者としての登録を行います。

LINE Developersのトップページとログインボタン

ブラウザで LINE Developers にアクセスし、「コンソールにログイン」をクリックします。

LINEアカウントでのログイン画面

普段使っている個人のLINEアカウント、または新規のLINEアカウントでログインします。

スマホでの本人確認画面

スマホに認証番号が表示されるので、本人確認を済ませます。

新規プロバイダー作成ボタン

開発者情報の登録後、「新規プロバイダー作成」をクリックします。

プロバイダー名の入力欄

プロバイダー名に「温度検知システム」(好きな名前でも可)と入力して「作成」をクリックします。

作成直後のプロバイダー画面とチャネル種類の選択

プロバイダーが作成されました。ここで中央の「Messaging API」からチャネルを作りたくなりますが、一度ストップします。

Messaging APIチャネル作成が公式アカウント経由に変わった案内

以前はここからMessaging APIチャネルを直接作成できましたが、現在は仕様が変わり、先に「LINE公式アカウント」を作らないと進めません。次のセクションで公式アカウントを作ります。


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LINE公式アカウントの作成とMessaging APIの連携手順

LINEボットの本体となる「公式アカウント」を作成し、先ほどのプロバイダーと連携します。

LINE Official Account Managerのログイン画面

LINE Official Account Manager にアクセスしてログインします。

SMS認証の開始画面

SMS認証を求められたら「SMS認証を行う」をクリックします。

電話番号の入力とSMS送信ボタン

スマートフォンの電話番号を入力して「SMSを送信」をクリックします。

6桁の認証番号の入力画面

スマホに届いた6桁の認証番号を入力して「確認する」をクリックします。

認証完了後にサービスへ戻る画面

「サービスに戻る」をクリックします。

LINE公式アカウント作成フォーム

「LINE公式アカウントの作成」画面で、アカウント名「温湿度自動アラート」、メールアドレス、事業者名(個人名やブログ名)、業種(個人>個人(機械・技術・製造)など)を入力します。

利用規約への同意チェック

同意項目にチェックを入れて「確認」をクリックします。

公式アカウント作成完了画面

LINE公式アカウントが作成されます。登録内容はメモしておくと後で楽です。

公式アカウントが友だち追加された通知

登録したLINEアカウントに、作成した公式アカウントが友だちとして自動追加されます。「次へ」をクリックします。

ホーム画面へ移動するボタン

「ホーム画面に移動」をクリックします。

公式アカウント一覧に表示された温湿度自動アラート

ホーム画面に戻ると、作成した公式アカウント「温湿度自動アラート」が表示されているのでクリックします。

公式アカウント管理画面の設定ボタン

右上の「設定(歯車マーク)」をクリックします。

設定画面の左メニューにあるMessaging API

左メニューの「Messaging API」をクリックします。

Messaging APIの利用を開始するボタン

「Messaging APIを利用する」をクリックします。

連携するプロバイダーの選択画面

LINE Developersで作成したプロバイダー「温度検知システム」を選択し、「同意する」をクリックします。

プライバシーポリシー入力欄(空欄でOK)

プライバシーポリシーと利用規約は空欄のまま「OK」をクリックします。

連携完了の確認ダイアログ

「OK」をクリックすると、プロバイダーとLINE公式アカウントが連携されます。


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チャネルアクセストークンとユーザーIDの取得

Pico Wが「これは私からのメッセージだ」と証明するためのユーザーIDとチャネルアクセストークンを取得します。どちらもメモ帳に控えておき、第3回のコードに貼り付けます。

LINE Developersコンソールへの入口

LINE Developers のコンソールを開きます。

プロバイダー配下に表示されたMessagingAPIチャネル

プロバイダー「温度検知システム」の下に、公式アカウント連携で作られたチャネル「温湿度自動アラート」が表示されているのでクリックします。

① ユーザーIDの取得

チャネル基本設定タブ下部のユーザーID欄

「チャネル基本設定」タブを一番下までスクロールし、「あなたのユーザーID」(Uから始まる33文字の英数字)をコピーしてメモします。

② チャネルアクセストークンの取得

Messaging API設定タブのチャネルアクセストークン発行ボタン

「Messaging API設定」タブを開いて一番下までスクロールし、「チャネルアクセストークン(長期)」の「発行」ボタンを押します。b7+ux… のような非常に長い文字列が表示されるので、これもコピーしてメモします。

取り扱い注意:チャネルアクセストークンは、これ1つでこのBotからメッセージを送れてしまう鍵です。GitHubなどに公開しないよう気をつけてください。

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WebhookがオンにできないときのダミーURLと応答設定

ここが今回いちばんの関門です。初期設定のままだとLINE側がプログラムからの動作をブロックするため、2つの設定を変更します。

ステップ1:Webhook URLにダミーを入れる

Webhook URL入力欄

「Messaging API設定」タブの中ほどにある「Webhook URL」欄に、次のダミーURLを入力して「更新」を押します。今回のシステムはPico Wからの一方向送信だけなのでWebhook自体は使いませんが、ここが空欄だと次の応答設定をオンにできません。

https://example.com

ステップ2:応答モードを「ボット」に切り替える

LINE Official Account Managerのアカウント一覧

LINE Official Account Manager に戻り、「温湿度自動アラート」をクリックします。

アカウント管理画面のスクロール

アカウントの管理画面が表示されたら下にスクロールします。

設定メニューの応答設定

「応答設定」をクリックします。

応答設定でチャットをオフ・Webhookをオンにした状態

「チャット」をオフ、「Webhook」をオンにします(ダミーURLを入れていないとオンにできません)。下の「応答方法」エリアがグレーアウトすれば、プログラム専用の「ボットモード」への切り替え成功です。


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第2回のまとめと次回(Python実装編)

専門用語が多く、複数の画面を行き来する設定でしたが、これでPico WからLINEへメッセージを送るための「受け入れ態勢」が整いました。手元には「ユーザーID」と「チャネルアクセストークン(長期)」の2つの鍵があるはずです。

次回・第3回では、第1回で作った温度取得コードと、今回取得した2つの鍵を組み合わせて、「室温が28度を超えたら自動でスマホに警告を送るMicroPythonプログラム」を書き上げます。

前後の記事

🌡️ 前の記事・第1回 ラズパイPico WとDHT11で温湿度を測定する方法|配線図とMicroPythonコード 部品の準備から配線、Thonnyのセットアップ、温度取得テストまで。 → 📡 次の記事・第3回 Pico WからLINEへ通知を送るMicroPythonコード|urequestsでプッシュ送信・日本語エラー400対策 取得したトークンとユーザーIDを使って、実際にスマホへ通知を飛ばします。 → 🗺️ 総集編・全体像 ラズパイPico WとLINE Botで作る自作スマートリモコン|全5回ロードマップ 温湿度監視からエアコンの遠隔操作まで、シリーズ全体の完成像。 →

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よくある質問(FAQ)

Qプロバイダーとチャネルはいくつ作ればよいですか?

Aプロバイダーは1つで十分で、その下にチャネルを複数ぶら下げられます。本連載ではプロバイダー「温度検知システム」1つと、Messaging APIチャネル「温湿度自動アラート」1つだけを作ります。

QLINE公式アカウントは無料ですか?通知は何通まで送れますか?

A無料のコミュニケーションプランで、送信メッセージは月200通まで無料です。自分だけに室温アラートを送る用途なら通常は十分収まります。超える場合は有料プランになります。

Q「Messaging APIを利用する」ボタンが押せない、または表示されません。

ALINE公式アカウントの管理画面>設定>Messaging APIから操作します。プロバイダーを選択した直後は反映に数十秒かかることがあるので、ページを再読み込みして試してください。

QWebhook URLにhttps://example.comを入れて問題ないですか?

A本連載はPico Wからの一方向送信(プッシュ)だけを使うため、Webhookは実際には使いません。ただしWebhookをオンにしないとボットモードにできないためダミーURLが必要です。第5回でGASと連携する際に、本物のURLへ差し替えます。

Qチャネルアクセストークンとチャネルシークレットは何が違いますか?

Aメッセージ送信に使うのはチャネルアクセストークン(長期)です。チャネルシークレットはWebhookで受信したリクエストの署名検証に使うもので、本連載のプッシュ送信だけなら使いません。

Qここで取得する「ユーザーID」は、友だちのIDとは違うのですか?

A「あなたのユーザーID」は、あなた自身がこのBotから通知を受け取るときの宛先IDです。他の人に送るには、その人がBotを友だち追加したうえで、Webhook経由でその人のユーザーIDを取得する必要があります。



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